アフタヌーンコミック、弐瓶勉著の大人気、正道ロボット漫画、シドニアの騎士のコトブキヤより発売されたプラモデルの一七式衛人白月改継衛改二(いちななしきもりとしらつきかいつぐもりかいに)を作成しました。
作品の世界観として敵対する宇宙生物(?)奇居子(がうな)との戦闘用に開発されたロボット兵器、衛人、なぜ人ロ型ボットかと言うと物語当初は28本しかないカビザシと呼ばれる奇居子を唯一退治できるカビという謎の物体を槍の先につけて戦っていました、その言及は有りませんがカビザシを扱う事を念頭に人型として開発されたと思われます。
しかし当継衛改二の時代では人工的にカビを量産して弾丸に加工して使い捨てる戦法が使えるようになりました。
継衛改二の各所に設置された黒光りしたパーツはその人工カビという設定ですのでシルバー下地にRGBのクリアーをMIXしたクリアーブラックでキャンディ塗装することで未知の新素材、人工カビを再現しました。
そういえばカビにはどんな物質ともなじまず、奇居子の肉のみに馴染んでカビザシの本体に接合できたと言う設定が有りますが、人工カビはその点の解決はどうなってるのでしょうか?カビと人工カビは別物と考えるのが筋と思います。
機体の大面積を占める白いパーツは二0式用に開発されていた新素材超構造体の予定の純度99.999%より早く作れるという理由で純度30%以下の超構造体で作られた実験機が良い成果を出したので同素材で新造されたのが継衛改二ですのでそれを意識してグレー立ち上げのホワイトグラデーション、可能な限り赤、青、黄色といった彩度が入ってこないように気を付けました、黒い塗料は伸びると茶、白は青に化けるので気を付けました。
スラットしたAラインが実に美しいですね、衛人タイプの中で一番まとまった完成したデザインと思います。
漫画アニメともに未登場のプラモキット用に新規デザインされた東亜重工製二式複合人工カビ刀を今回は持たせました、搭乗者のシドニアのエース、谷風長手ならば段平一振りでガンガン切り込むと思うので飛び道具が主力の世界観でも主人公補正で納得ですね!
東亜重工製二式複合人工カビ刀 は人工カビを刃にしているので刃先には銀色が残るように塗装しました、 奇居子 の肉も本体もバスバス切ってくれるはずです。
各所に設けられた黒丸のハードポイント(純度30%とはいえ超構造体、後からの加工は難しいので先んじてハードポイント加工されているんです!)はプラモデルキットでは別パーツとパーツ上のディテールとして掘られているモノと混在してる状態だったので、プラ棒を掘って自作しました、足先と東亜重工製二式複合人工カビ刀の鞘にも設定上はハードポイントが付いてますが、こんなところにハードポイントがつけれるのか?つま先への追加兵装ってなんじゃ?と思ったのでなかったことにしました。
頭部に設けられた青いパーツはヘイグス粒子砲です、顔に見えるかもしれませんがビームの発射口です、蛍光グリーンにブルーの艶消しで表現してみました。
ヘイグス粒子は連載当時話題になっていたヒッグス粒子のオマージュと思われますね、ヒッグスの場の発見により新たなる素材や技術の発展があったことを思わせます。
肘とふくらはぎに着いた人工カビ刃は元々一体だったのですが、塗分けのために別パーツ化後ハメ加工をしてそれぞれ仕上げています、一体パーツのマスキングではこの黒と白の塗分けは不可能ですので、出来上がったら感無量ですね。
機首にも人工カビが取り付けられています、別パーツ化して塗装しましたが、ここに人工カビがついてるということは機首から奇居子に突っ込むことも想定していたのでしょう、いやはや軍国主義はこれだから。
右腕の裏側にはさりげなく、本編に登場したのにキットには付属しなかった、通常弾と人工カビ弾が交互に装填されている高速連射砲をスクラッチしました。
弐瓶勉の漫画で鉄砲は弾体加速器となっていてレールガンのように弾丸のみが加速して射出される様式を想定して排莢用の穴とかはないシンプルな箱状です。アニメ版では薬莢が排出されるんですよね、火薬を使っているのでしょうか?
継衛改二のプラキットとしては股間に保持具を突っ込むあららな設計でしたので、サクッとうめて背部の回芯三一型の改良型の主推進装置に取り付けるようにしました、ベースはバンダイ製を使ってます。
3㎜軸の軸は2㎜のカーボンロッドが大活躍、瞬着と相性の良いスチール並みの強度のある材は優秀です。
両肩両足の付け根を詰めて人型に近づけているのでこの角度から見ると密度感が演出されますね。
脹脛の人工カビ刃が黒ではない色に写っているのでキャンディ塗装であることがよくわかるでしょう。
アクションポーズ、イェイ!
最後まで見ていただきありがとうございました(^^♪