コンプレッサー

オイル系コンプレッサー レトラ 517( JUN-AIR5/17) 購入しました。

以前からエアコンプレッサーの作動音が気になっており、とうとうオイルタイプのエアコンプレッサーを購入しました!

こちらの商品はヤフオクで入手した中古品で現在は生産終了、後継機がクロダインターナショナルと言うところから出ているようですが、模型用ではなく医療用のようです、ネットで個人でも購入はできるようなので下記にリンクしてあります。

サイズは手前の500mlと比較してください、重さは約10kg

1995年生産の26年前のエアーコンプレッサーです、

歴史としてはJUN-AIRが生産しているエアーコンプレサーをレトラ社が販売、その後WAVE社が引き継いで販売、これが90年代末ごろ、その後クロダインターナショナルが模型用ではなく医療用として販売しているようです。

予測としては模型業界ではやはり10万円くらいするエアコンプレッサーはなかなか売れず、また形状的に溶接部が脆くトラブルもありクレームもあったのだろうと想像できます。

れっつ開封

パッケージは当時モノ、油のシミが付いており少しドキドキしましたが中身は大丈夫のようでした、26年の間保管していたのでこのくらいは仕方ありません。

中身は発泡スチロールも当時モノ

梱包はこんな感じでこの紙は新しい感じだったので当時モノではないようですね。

コンプレッサーの下部の黒くフレームの様に見えているところは実はエアーのタンクでフレームと取っ手を兼ねています、発泡スチロールが当時モノでガビガビにこびりついていました、指でペリペリしたら剥がれたので問題ないですね。

 経年劣化としては26年間保管していたなと感じる程度で新古品相当と言う感じで当たりをゲットできたようです、落札価格は当時とほぼ同じくらいの値段なので安いかどうかは人それぞれですが、私は静寂を買いたかったので満足です。

以前行ったエアテックスのコンプレッサーの簡易排水化の経験を生かしてドレンの出口にストローを設置、ペットボトルに排出されるように簡易排水化しました、ずいぶん高いところに排水口が有るように思われますが、排水口の内部に管が付いておりタンク下部にたまった水分を吸い上げる様式になっています、廃液が黒く見えるのはコンプレッサーで使用されているオイルと水分が混ざっているものと思われます、水と油は混ざらないと思われがちですが、高圧で混ぜるとエマルジョンと言われる水の中にミクロの油滴が混ぜ込まれる現象が起きます、食品のマヨネーズの様になる現象と思われます。

 またフレーム兼タンクと言う構造も圧縮された空気がタンクのエアー出口に到達するまでに触れる壁面、また出口までの距離が長いと、壁面に触れて結露、長い距離を移動中に重力で底に溜まって結露と通常のタル型のエアータンクよりもタンク内で結露してエアブラシの方での結露を未然に防いでくれているのかなと思います。

使い心地

エアテックスAPC002とレトラ517の比較、比べてわかる静音性ですね。

試し塗りの塗装後2時間乾燥させてこんな感じ、文句なしの蛍光灯一本反射、高圧で粉砕された塗料の微粒子によるグロス塗膜が出来ております、エアー量は文句なしで使い物になります。

 エアテックスAPC002は最大約5.5気圧(0.5Mpa)レトラ517は6気圧(6bar),最大気圧は生産される圧縮空気の安定供給がやはり力を発揮するので、レトラ517の方がパワフルなのだと思います。

使っていて2日ほどで写真の溶接部が剥がれました、おやおや不良品か!?と焦ることなかれレトラ517は特殊なフレームタイプのタンクゆえ溶接痕が剥がれやすいという情報は事前に入手しており瞬間接着剤でパテ埋めしてやれば使えるという事は知っていましたのでエアーを一旦全部抜き瞬間接着剤アロンアルファ耐衝撃にてリペアしました、エアー漏れは見事ふさがり問題なく使えるようになりました。

↑今回使用した瞬間接着剤、プラモデルの強度のいる部分の接着にも使える優れもの、エアータンクへの使用はもちろん自己責任でお願いします。

↑コンプレッサー用のオイルは正規の情報では有りませんが純正品以外でコチラも使えるとの情報が有りました、忘備録的に記載しました、使用する方は自己責任でお願いします。

エアコンプレッサーあれこれ

↑クレオスのエアー缶、私が中学のころ初めて使ったエアブラシシステム、気化冷却で缶が冷えて圧が替わり休み休み塗装をしてGP01のHGやWAVEの1/100のバッシュザブラックナイトのプラモデルを塗装していました。

当時はおこずかいも少なく1本を大切に使用していた覚えが有ります、エアーコンプレッサーから無限にエアーが出るって素晴らしいですね。

↑初めて買ったクレオスのエアコンプレッサー、エアーの脈動がダイレクトにハンドピースに伝わり、エアーを出すと一気に圧力が下がるので、一回吹いたらチャージ、一回吹いたらチャージというもどかしい仕様、圧力が高めと言うので購入したと思いましたが今思えばかなりの低圧、脈動および圧の変化が有るので一定の塗膜が出来ずに苦労した覚えが有ります、グロスの表現もやっていましたが部分的な細かいパーツを何とか出来たという感じで基本は艶消しでごまかしていました。

静音でコンパクトなので音や場所を気にする方向けです。

↑エアテックス、私の愛用していたコンプレッサー、タンク付きでエアーが安定しパワフルに高圧塗装が出来ます。

↑ツールアイランドのコンプレッサー、エアテックスAPC002と比べると若干パワーは劣るもののお値段相当、私の作ってるような塗装をしたい時の推奨機種。私の通っているプラモデル教室にて使用されており使用感は確認済みで、おすすめです。

↑クロダインターナショナルのJUNーAIR社製の現行機種、音のカタログ値が35デシベル、今回私が購入したエアーコンプレッサーと同じ値で形状も酷似していますが、タンクがフレームからタル型タイプに変わっており重さが10kgから18kgになっていました、現在オイルタイプの静音エアーコンプレッサーに選択肢が私が調べた限り見当たらず、パワーがあり静音を両立させるとなるとコチラとなると思います、さらにハイパワーな上位機種6シリーズも販売しているようですがそちらは音が45デシベルと上がっており静音性は低下するようです。

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