ボークスの1/100スケールハイスペックガレージキットのthe KNIGHT of GOLDを作成しました。
ファイブスター物語の主役メカのナイトオブゴールド、ヒロインのラキシスの幼き日のお願いで全身を純金で作られた黄金のモーターヘッド(電気騎士)ですのでゴールドにはコダワリを持って作りました。
ゴールドの塗装手順は、下地グレー、その上に人参みたいなオレンジ色、その上に天神印の洋金粉の赤金と青金を良い感じにミックスしたゴールドで色をだして、FOKのギルディングシルバーで輝度を上げ、クリヤーイエローで色味を整え、マゼンタとイエローを混ぜた朱色っぽい色で色気をだしてゴールド感を出しました。
下地のグレーはフレームの塗分けのため仕方なくと言ったところ、可能ならば金の下には黒を入れたくないのですが仕方なしと言うところでした、金色は黄色系であり黄色は弱い発色ですので少しでも青系の色が混じると茶色に偏ってしまわないように心がけています。
構造上キットそのままでは自立はほぼ不可能、神業的には立つのでしょうけど安定させる為にカカトにカーボンロッドを仕込んだプラパイプを使用して保持しました。
↓カーボンロッド、
カーボンロッドはハンドドリルに固定して回転させながらノコで切るのですが少々癖は有りますが、私は好きでここぞ!と言う所にちょいちょい使います。
セクシーなスネ部を強調する赤いライン、しっかり発色させることが出来て満足できる仕上がりでした。
肩のナイトマスターのレリーフは金、白、赤の境目をスジボリをしてマスキング塗装しています、スジボリを施すことにより色の境目に墨を入れることでバシっとクッキリしたマスキング塗装をしています。
スジボリの苦手な私にとって曲線のスジボリは中々難しく前後左右仕上げることで少しスジボリ道の扉を広げることが出来たのかなと思います。
ナイトオブゴールドの背面には顔が有るという設定の通り造形されています。
正面の顔の瞳は覗き込まないと見えないくらいつぶらな瞳ですね、背面と同じレッドにしてあります。
頭頂部はこのようなレリーフになっており、神話的な意匠で無限に部品を生成する事ができる事を表していますね。
正面ビュー
サイドビュー、腰にのっかっているバスターランチャーの扇型の黒っぽい部分はブラックパールと金の顔料をミックスしたごま塩塗装を施してなんじゃこれ感を醸し出してみました。
粒径が比較的大きい10~60くらいの顔料は塗料としてミックスすると、ツブツブの一粒づつが肉眼で色を判別でき、遠目で見ると漫画のトーンがグレーに見えるように眼球の中でミックスされて色味が変わる現象を醸し出せて面白いですね。
フレームは設定のブラックからシルバーに変更してキラキラ感を出してみました。
それではまた次回お会いいたしましょう(^^♪